2011/07/10 クラムボン @旧善通寺偕行社

クラムボンPAなど自らのサウンドシステムをすべてトラックで運んでくることで有名です。そんなわけでどこでもライブをするのですが、今回のドコガイイデスカツアーは普通のライブハウスやホールはほとんどないようです。前日は愛媛・内子座

この日は、善通寺の旧善通寺偕行社。今まで知りませんでしたが、重要文化財
http://www.city.zentsuji.kagawa.jp/info/kaikousya/kaikousya.htm

明治10年にできた、洋館。陸軍のものですが、社交や学術研究の場だそうです。ダンスとかしたんでしょうね(MCでもそのネタが)。上のサイトにある写真の左上のホールで。お客さんは300人くらいで基本椅子席。当日券の方は立見。

長いホールを横長につかい、真中にステージ。それをぐるり180度から囲むかたちで椅子席。私は正面右端のスピーカー前。通常ならばはじっこなんですが、これでも全体からみれば真中です。ステージにはクラムボンの標準的な立ち位置で左から郁子さん、ミトさん、大助さん。私の目の前は大助さんのドラム。目の前なので足使いまで見えます。ジャズの小さなライブハウスならときどきあることですが、クラムボンのようなバンドでこれは珍しい。

ドラムのマイクセッティングもまじまじと見てしまいましたが、シンバル以外は至近にそれぞれマイク。シンバルは遠くにセッティングされたマイクから拾う。特にスネアドラムは上下2本のマイクで拾っているというレコーディングスタジオのような本格配置。さすがクラムボン

ステージの様子はミトさんがアップしてました。
http://twitpic.com/5nu5wf
http://twitpic.com/5nud20
http://twitpic.com/5o04g1

180度から囲む形なので PA も豪華。いつもよりたくさんのスピーカーということで、中高音スピーカー8台、低音ウーハー6台。

そして、古い洋館の音の響きがいい。屋根は高くないのに上に抜けるような感じ。シンセ音を多用した大音響のスペースサウンドのときは感動的でした。ミトさんも音のよさに感激していたようす。新曲の「ある鼓動」のときにお客さんに足を踏みならすようにリクエストがあったのですが、その音がすごい。さすが明治のダンスホールは違います。

ここは着替える場所もないということで、衣装は「普段着で」出て来たそうですが、自然体な方々なので全く違和感ありませんでした。

セットリスト
http://twitpic.com/5o02zd

1. コントラスト
2. 便箋歌
3. imagination
4. Re-THE NEWS
5. Re-Bass, Bass, Bass
6. GOOD TIME MUSIC
7. ミラーボール
8. ハレルヤ
9. KANADE Dance
10. パン蜜 <ここで観客起立>
11. はなればなれ
12. サラウンド
13. シカゴ
14. ある鼓動 <アンコール>
E1 312 (ミトのソロ)
E2 波よせて.
E3. Folklore

開演予定 14:30 (実際は 14:40 くらい)でトータル2時間くらいでした。