microtonal works (1990-2000)/mayumi tsuda

作曲家津田真弓さんのシンセサイザー楽曲集。以下は本人執筆のライナーから引用。なお、
http://homepage2.nifty.com/harmonic13/on-my-CD-Japanese.html
にライナーの補足があります。

アルバムの収録曲はすべて、マイクロ・チューニング(微音程で構成された音階、つまり西洋古典音楽の基本であるオクターブを12音で等しく分割した12音平均率、いわゆるピアノ・チューニング以外の音律)により作曲されています。

1曲目は 2-Bali Tuning と注釈があり、確かにガムランっぽい。打楽器が多く使用されており、これはそれほど違和感なく聞ける。打楽器が多いと個人的には好き。

2, 5, 6, 9 曲目は Classical Just Intonation Tuning と注釈あり。純正律になるんですかね。これもそれほど抵抗がない。

4曲目 Just Harmonics と注釈あり。これは日本語にすると何なんですかね?違和感出て来ますね。

3, 7, 8 曲目はオリジナルの音階である Harmonic 13th。かなり違和感があり、最初に聞いたときは音痴が歌っているのかとも思われ気分すら悪くなりました。しかし何度か聞いているうちに慣れて来るようです。(まだ慣れきってませんが。)

それぞれの楽曲、録音も良いとは思うのですが、やはり調律の方に耳が行ってしまいますね。

※ Harmonic 13th は純正律から派生した独自の音階で、1/1, 14/13, 13/12, 16/13, 13/10, 18/13, 13/9, 20/13, 13/8, 22/13, 13/7, 208/105 という音階分率で構成されているそうです。