5/23 西山瞳100曲祭り vol.1 @神戸 Creole

ハンター坂の Creole を初めて訪れました。渋谷のクラシックスとコンセプトの似た店だと思いました。剥きだしの鉄骨と天井にブロック塀。

23日は14時から昼の部があり: 西山瞳 (p), 原満章(b)

西山さんの作曲100曲を記念して7回かけて全部演奏するシリーズの第一回。といっても作曲順に演奏するわけではないらしい。今回は初期の31曲の中から15曲。

ちなみに西山さんとは枚方つながり。

彼女は高校のときジャズを志し、音大のジャズ科に進んだが元々はクラシックで鍛えた人。原さんは、彼女が音大のとき定期試験のためのセッション相手として出会ったのが最初だそうです。今回はアンプレスの生演奏。

1. Soon, I'll be Gone, 2. Eye to Eye, 3. Delicate Position, 4. Departures, 5. Passato, 6. Lennie's Blues, 7. Reasons <休憩>
8. Arise, 9. Kamakura, 10. Sparkler, 11. Nameless Bird, 12. Open Arms, 13. When We Are Apart, 14. Realize, (encore) Blue nowhere

昔の曲は今譜面を見ると他人の曲のようで、今回はハードルが高いとおっしゃってました。まだ作曲を本格的に習っていなかったころの作品もあるようです。

曲は、トリオ用とかデュオ用とか、誰とやるということを意識して作られるそうです。100曲のうちジャズのビートで書かれた曲は6-7曲ということでした。トリオのときも、ジャズ専門のドラマーだと曲へのアプローチが違うのでそうならない人を探すそうです。

既存の音楽の枠組では説明しにくいのですが、演奏もメロディーも美しく、すーっと入って来る感じ。こう書くと怒られるかもしれませんが、ビートやメロディーの主張があまり強くない…にもかかわらず美しくオリジナリティがある。これは簡単にできることではないでしょう。イメージとしては星空やすがすがしい風景の環境映像が似合いそうな音楽って言って良いのでしょうか。

とはいえ、個人的にはその中でも変化の楽しめた Sparkles なんかが好きでした。

終演後はCDにサインもいただきました。西山さんは気さくな人でお客さんとのコミュニケーションもたいへん豊かです。