6/6 ミドリ@日比谷野外音楽堂

まず、初めて行った日比谷野音の構造から。大阪の服部野外と比べるとステージから見た客席の角度は狭い。そのぶん奥が深い。前5列か6列がAブロック。今日は、Aブロックとステージの間、およびAブロックとBより後ろのブロックの間にそれぞれ柵が設けられていた。AブロックにはAのチケットがないと入れない。幸いなことに今日はAブロック。しかもどまんなかの前から3列目。

ミドリのワンマンライブという位置付けなのだが、今日はゲストが多い。

まず最初に出て来たのがDJムメ。メロン記念日村田めぐみさんです。元ハロプロです。開場と同時にパフォーマンスを始めたので客は少ないのだが、Bブロック前の柵のところに集結していたのが彼女のおっかけ約30名。DJとしてのパフォーマンスなので、曲をかけるだけ…が基本で、ときどき踊ったり、手をふったり、追っかけ以外の一般客に愛敬ふりまいたり、何もしなかったり、警備のお兄さんをつつこうとしたり、何もしなかったり、コーヒー牛乳飲んだり、ぶらぶらしたり、という、ゆるーいパフォーマンス。盛り上がっていたのはおっかけの人達が中心でしたが、ピンクのミニドレスは可愛いし、チョコレイトディスコがかかると盛り上がるし、メロン記念日の曲に関してはダンスが傑出していたし、手脚はめちゃ美しいし、これはこれで良かったです。

次に現れたのが猫ひろし。お下品なパフォーマンスを10分くらい。

さてミドリです!予定の18時をやや過ぎて開演。後ろの方に外国人グループ客いました。ミドリ国際的です。

岡山の小さな小さなハコで見たときと今日は全然違う。まず客席に椅子がある。「椅子のあるところでのワンマンは初めてなのでとても緊張しています。(後藤まりこMC)」次にステージが広い。3列目のせきだったのでステージ全体がとてもよく見える。ベースもドラムもよく見える。そして後藤まりこの暴れる場所が十分にある。

というわけでまりこさん大暴れ。2曲目で早くもギターの弦は切れた。ドラムに飛び上がる、寝転がる、などなど。

「あかん!!」でのハジメ君は叫びを途中でマイクをくわえての唸りに変えるパフォーマンス。これも前と違う。

ステージ半ばで「愛って悲しいね」。まりこさん、Aブロック前の柵に乗り上がりました!僕の右3人目くらいのところです。またまた近くまで来てくれました。手を触れた男性をふり払い、しばらく歌った後、さらにBブロック前の柵まで行って「僕も緊張してるけど、みんなも緊張してるな」とMC。つまり客がおとなしいと言っている。続いて「お猿」を歌いながらステージに戻る。2列目で寝ていた幼稚園児を踏むかと思ったらちゃんとよけている。やっぱり意外に冷静。

で、ステージに戻ってMC。「もっと近くに来て!もっと近くに来て!」(観客えっ…という表情…だと思う。)「みんな、パンクのライブに来たんやろ、もっと近くに来て!」

というわけで、Bブロック前の柵は意味をなさなくなり、Aブロックの人口密度が急上昇。椅子の上に立つ客が多数。僕も立ちましたよ。見えないし聞こえないし、下に立ってたら押されたとき椅子で脚を骨折する可能性ありそう。…と思いながら手を突き上げて盛り上がる。

この状態で2曲。危険です。固定椅子のあるところで押し合いですから。

まりこMC「いま、耳元で、後藤さんちょっとあぶない、て言われました…あと3曲です。」 でもそのまま突き進む。

「獄衣deサンバ」そして「あんたは誰や」。まりこ、ステージ上手のスピーカーによじのぼり、セーラー服上衣を脱いで、客に投げた。上半身は黒のスポーツブラのみ。片足のルーズソックスも脱いで、客席に投げる。スピーカーを飛び降り、最後、「swing」。

まりこさんが脱ぐというのはそんなにないことだと思うがどうなのだろうか。それだけヒートアップしていたのは間違いない。前半の椅子席モードのときは会場全体が大人しかったが、前に人が集まって本人も行くところまで行ったのだろう。素晴らしかった。

アンコールは、なし。あと一バンド、アンコール代わりに出演したのだけれども、触れないことにする。少しゲストが多すぎた感がある。