9/4 音が絵になり、絵が音になり@高松・大島 大島会館

田島征三(painting)、小室等 (g, vo)、太田惠資(vn)、こむろゆい (vo, cho, ukulele)

大島。高松から船で20分ほど。ハンセン病療養所の島。

地元の島なのに、小学校の地域学習でも全く習わなかった。島の名前さえ当時は知らなかった。

大島という名前とは裏腹に、それほど大きくない島である。標高のある山もない、比較的ぺったんこな島。

9月4日、初めて渡った。

この日は2回の公演。1回目に参加。会場の大島会館は超満員で補助のパイプ椅子も出動。200名超かな。療養所の患者さんも多くいらっしゃった。

ミュージシャン三人の演奏に、絵本作家田島さんのライデペインティング。目の不自由な患者さんのために、小室さんが解説するが、絵の解説はなかなか難しい。しかも小室さん自身色覚異常があるということで、色を正確には伝えられない。でも、みんな真剣なので気持が伝わります。

太田さんはあいかわらずスゴイ。小鳥のさえずりのような音を出したり、バイオリンを叩いたり、ウクレレのように演奏したり、声で振動させたり、多重に音を出したり。

小室さん、実は初めて生で聞きました。昔弟がLPを持っていた。声が凄くいい。娘のゆいさんについて「親子ほど年の離れた」というベタなギャグ3回紹介。

演目はご自身の歌、谷川俊太郎さんの詞の曲など。103歳の鉄腕アトムという谷川さんの詩に続いての鉄腕アトムの主題歌(谷川俊太郎作詞)、なんか涙でました。月の砂漠を人前で初めて歌われたとのこと。これも良かった。そしてアンコールの旅立ちの歌。「さあー今、銀河の向こうに飛んで行け〜」。これが大島で歌われたのがじんときました。