9/5 ASA-CHANG タブラボンゴナイト@高松 なタ書

数日前に坂本龍一さんの twitter のつぶやきを偶然見て知ったイベント。 高松での開催は最近決まったらしい。ということで急拠予約して行ってきました。

パーカッショニストASA-CHANG東京スカパラダイスオーケストラの立ち上げメンバーの一人ですが四年でやめたそうです。その後はスタジオミュージシャュンあるいはバンドサポートなどで活躍しているのはご存知の通りです。

で、「タブラボンゴナイト」というから、タブラやらボンゴやらを叩きまくるソロライブかと思っていたわけですが、全然違いました。

まず、タブラボンゴというのはタブラとボンゴではなくて一つの楽器。タブラのような大小の組合せで演奏方法も似てるんですが形はボンゴ風で手軽、ということらしいです。名前ASA-CHANG のオリジナル(?)らしい。今日は「試作品」とかで Perl ブランドのタブラボンゴを持参でした。

で、ソロコンサートかと思いきや、本人曰く「新しいタイプのエンタテインメント」「勉強会ではない」とのことでしたが、どう聞いてもレクチャー中心のトークショーでした。

まず、デモ演奏ということでインドネシアのダンドゥットの伴奏、UA の曲の伴奏を披露。続いて DVD を見ながら本人の昔の映像、インドのタブラの映像、ボンゴの映像、インドネシアのダンドウット(正統派のと最近のエロ路線のもの)、アイヌの音楽(というか歴史)の映像、ご自分の生徒さんの映像、アメリカの黒人音楽 (second line という葬送のジャズ)の映像など。あとは客に楽器叩かせてみたり、最後に全員で歌いましょうてなのがあったりでした。

Dangdut の映像はいろいろあるので YouTube で検索すると良いようです。(そもそも今日見せられたものも YouTube から持ってきたものらしい。)エロ路線のはこの映像でした。イスラムでこんなの許されるんでしょうかね。(正統派のは女性歌手は美人だがちゃんと肌を隠している)

アイヌの件はこの映像でした。(この映像は主役ではないので埋め込まず敢えてリンクにしてあります。 )

最後にジャンベの環境問題とかについても言及。(ジャンベが普及しすぎて材料となる木の伐採で南アフリカの自然が破壊されたり、かと思うとそれらのジャンベがメンテもできない人に買われて簡単に壊れて捨てられていたりの問題。)

そんなんで 2時間40分もありました。1時間くらいで終わるのかなと思ってたんで予定が狂いました。まあ面白かったんで良かったです。

ところで会場の「なタ書」(なたしょ)ですが、南新町から細い路地に入って怪しい入口から民家の2階のようなところに上がると、いろいろな本がおいてある8畳くらい(?)のスペースがあるというところでした。そこにmax30人が入りました。今まで行った中でディープで怪しいライブスペースとしてはトップクラスですね。