9/10 平賀マリカ with 大隅寿男 4 @高松 Speak Low

報告遅くなって年越ししてしまってすみません。

この日(2010年9月10日)から個人的にはジャズ週間でした。

平賀マリカ (vo), 大隅寿男 (ds), 佐藤浩一 (p), 佐瀬正 (b), 大隅卓也 (as)

中四国ツアー 5 days の最終日。

大隅カルテットは昭和19年生まれの大隅(ds)さん以外は若手。大隅さんがブレイキーみたいな役回りでしょうか。as は息子さん。

まずはカルテットでの演奏。You don't know what love is とあと一曲。息子さん、ちょっと緊張気味のようでした。まだあんまりカルテットの調子がよくない。手探りで演奏を合わせている感じ。

三曲目で、マリカさん登場。 A Train 。
衣装はモスグリーンの薄手のワンピースに黒のシンプルなレギンス。

曲が調子良いこともあり、とたんに、場が明るくなる。
マリカさんが入ると "551のあるとき" のようになった。さっきまでは "ないとき"。(関西の人にしかわからないですね。)

マリカさんはカーペンターズのカバーアルバムを出したということもあり、Colse To You, I Need To Be In Love と続け様にカーペンターズナンバー。

マリカさんは初めて聞きますが、やっぱり上手いです。声質は女性ジャズシンガーとしては平均的な高さの良い声。

雨に濡れても、そして 1st set 最後は マシュ・ケ・ナダ。 賑やか。盛り上がる。

2nd set はまたカルテットから。551 はなくなるかと思いきや、この Caravan の演奏が最高でした。ピアノとベースのソロが良かった。ベースの佐瀬さんはジャズだけでなく広く活動していしるそうですが、速弾きのソロでもベースの音がすごくクリアでかっこいい。エレキベース的に弾いてる感じもしました。

再度マリカさん登場で、Take Five。これも盛り上がります。

スタンダードで Misty, It's all right with me. It's all right はアップテンポで演奏されるのが好きですね。アップテンポで良かった。この曲は Johnny Griffin の演奏を思い出します。

そしてカーペンターズナンバー再び Yesterday Once more は最後客席も合唱。今日の客はノリが良い。最後は Sing だったでしょうか。そしてアンコールは Sunny 。

よく知られている曲が多いし、演奏も楽しいので、ジャズ初心者の方にもお勧めのライブでした。