2011/05/09 吉田次郎 & 坂井紅介 @高松 Speak Low

吉田次郎(g) 坂井紅介(b)

連休明け。先週の3日間遠征の疲れがまだ取れず、体調がすぐれない。チケットは買ってあったがどうしようかと思いつつ、行って正解。

ギターマニアでもプレイヤーでもない私は、ギターには疎い。吉田次郎さんはよく知らなかったが、NYC に拠点を置き、セルジオメンデスとツアーをし、ポールマッカートニーのバックを務め、スタジオミュージシャンとして万を数えるレコーディングをし、プロデューサーとしても活躍するギタリスト、でした。

紅介さん曰く「野球はイチロー、ギターはジロー」。キカイダーのことではありません。アメリカで成功した代表的日本人という意味。

紅介さんの名前はもちろん知っていましたが、残念ながらたぶんプレイに接したことはありませんでした。紅介さんはスタジオミュージャンもやってるそうです。

次郎さんが浜崎あゆみのレコーディングをしたスタジオには、その直前に紅介さんが椎名林檎のレコーディングに来ていたとかいう話も出ました。

前置きが長くなりました。

次郎さんは、三種類のギターを使い、紅介さんは180年モノのベースを使う。次郎さんが最初に使ったグリーンのギターはリバーブが効かされていて、クリアな音質。他にはクラッシック風のギターと、やや大ぶりのジャズらしいギター。ちなみにエフェクタ類は次郎さんがCM曲を担当してCMの賞をとったというエネループで動いていて、乾電池だとACと違ってノイズが乗らないのでよいのだそうです。

紅介さんのアルコが宇宙的なサウンドの Summertime 。次郎さんはアルペジオでサポート。だがこのアレンジは次郎さんによるもので、コードが変更してあって、 II-V を一度も使ってないのだそうだ。(言われないとわからないですが。)

いろいろな曲で出て来る次郎さんの超絶技巧の早弾きに応える紅介さんの早弾きベース。唖然。

そうでありながら、紅介さんのソロは元のメロディーがたどりやすくわかりやすい。

Willow Weep for Me や One Note Samba などでの二人の掛け合いは絶妙。

Paul McCartney にちなんで Yesterday と Spain の複雑にアレンジされたソロ。

アンコールは What a Wonderful World のソロと 「朝日のように」のデュオ。

すべての時間が短く感じられる素晴らしいライブでした!予定外でしたがCD購入してサインもらって来ました。貴重。