9/22 京都音楽博覧会2009 @ 梅小路公園芝生広場

梅小路に最近(?)できたらしい公園で、SL の汽笛も背景音に聞きながらの野外フェス、京都音楽博覧会。今年は3回目らしいが参加は初めてです。街中とはいえ、会場は意外と広く、いったい何人の人が入ったのかわからない。後ろの方なんてどのくらい見えてるのだろうか?私は前のスタンディングゾーンのすぐ後ろ、レジャーシートゾーンの最前列近く、全体で言えば前1/3くらいの位置でしたが、それでも相当遠かった。

1. ふちがみとふなと

ふちがみさんのボーカルとふなとさんのベースのデュオ。ふちがみさんは、鍵盤ハーモニカやら、鈴木アンデス(!)やら、とっても小さいトロンボーンやらの小物楽器も楽しく使います。バックがベースしかないぶん、ベースのフレーズはちょっと攻撃的で面白かったです。

2. Ben Kweller

アメリカから来た方。アコースティックギター又はピアノを弾きながら熱唱してました。あと一人、ギターのバックが半分くらいの曲でつきました。

3. 矢野顕子

まだ昼の暑い時期にアッコちゃん。ピアノソロです。Children in summer に始まり、Evacuation Plan, ごはんができたよ、(くるりの)Baby I Love You, ひとつだけ、など。衣装は真黄色なヒラヒラのキャミソールで髪は明るめのブラウンになってました。個人的な印象としてはそれほど(ピアノの)調子が良さそうではなかったです。

4. Bo Gumbo 3 feat. ラキタ

Bo Gumbos の亡くなったどんとさんの息子のラキタさんが入ったユニット。Bo Gumbos は名前くらいしか知らなかった。ラキタさんはギターとボーカル。

5. 奥田民生

アコギでソロ。「さすらい」の次に、矢野顕子の「ラーメン食べたい」をカヴァー。これはびっくり。歌詞の男と女の部分を入れ換えて歌ってました。完全に奥田節のフォークソング調になっていて、すごいと思いました。この曲に限らず、全般に歌唱に迫力があって脱帽でした。さらにくるり岸田繁も参加してデュオで「息子」と「ばらの花」もありました。

6. 石川さゆり

本日の目玉。バンドもピアノ、ギター、ベース、ドラム、(豪華な)パーカッション、キーボード、ホーンセクション4名と超豪華(ミュージシャン名は「さゆりバンド」としか紹介されなかったですが)。他はソロから4名までの間の構成なので、人件費だけでも圧倒しています。津軽海峡冬景色でいきなり始まり、もうここで大盛り上がり。舟唄組曲のソーラン節の部分では聴衆のリアクションも凄いし、石川さゆりは着物で飛び跳ねてるし。その後の「天城越え」はイチローの打撃のときのBGMに使われているということで「イチローバージョン」。もちろん歌唱力でも今日は他を大きく圧倒。ライブカメラへのカメラ目線の迫力もすごい。

帰宅して後に twitter で「石川さゆり」を検索すると、会場からの書き込みが多数見付かりましたが、絶賛の嵐。このフェスの客がここまで石川さゆりに食いつくとは!ちなみに、ロック系のフェス参加はもちろん、野外でのライブも初めてなんだそうです。

7. くるり

音博の主催者のくるり。以前高松にも来たのですがチケット取れず、今日が初体験でした。ピアノを弾いていた女の方が気になりました。

途中で一曲、石川さゆりが参加。このために岸田さんが書き下ろした「夜汽車はいつも夢を乗せて」。上野発の夜行列車〜に対して青森発の列車のイメージで作ったそうです。ちなみに石川さんはSLも大好きらしいです。くるりの歌はわりと淡々と歌う感じなので演歌のテイストとどう折り合いをつけるか難しかったと思います。

以上ですが、フェスならではの共演は奥田+岸田(2曲)と、くるり石川さゆり(1曲)のみでした。個人的には、矢野顕子奥田民生の素晴らしい日々、矢野顕子くるりで何か、やってくれると思っていたので少し心残りです。

また、聞いていた場所が左端だったのですが、後ろの通路スペースでスタッフの話す声が演奏中気になりました。特に音量の小さかった矢野顕子のソロのときは辛かったです。業務連絡があるのはわかるのですが、耳打ちするなどの方法はあると思いますし、業務連絡以外の私語でうるさいのはかなり問題です。