10/9 Polysics @ 高松 DIME

この週2回目の DIMEPolysics のワンマンです。

例によってあまりバンドのことはよく知らずに行っています。ファンの方なら先刻承知なことばかり書きますがご容赦を。

客はたぶん200人弱でキャパに対してはちょっとゆるゆるでした。金曜とはいえ平日だからでしょうか。オレンジのツナギを着てる人が2〜3人。高松のライブハウスには珍しく外国人(白人)男性二人組もいました。

最初からハイテンションな上にナチスみたいな奇妙な挨拶をしているのでカルトやな〜と思ってちょっと引きました。(事情はあとでわかりましたが。)とはいえ、あまりのパフォーマンスの〜音楽というよりパフォーマンス全体の〜質の高さと熱気と一体感に脱帽です。後半には私も完全に取り込まれてました。

音楽的には Devo はじめ80年代のニューウェイブバンドの要素がたくさん入っているようなのですが、それをまとめきってオリジナリティを出しているようです。スタジオ録音のCDを聞くとちょっと異様なハヤシ(g,vo)のハイボイス(プラスチックスを彷彿とさせる)なんかもライブではぴったり来るようです。見た目スタジオ録音向きのエレクトリックなイメージではあるけれども実はライブバンドでライブのパフォーマンスが非常に高いということもわかりました。

意図的に無機質で機械的な動きをするキーボードのカヨに対して、テンション高く人間臭いハヤシとベースのフミの動きの対比は見ていて飽きない。カヨの動きは相当練習してるんでしょうね。ところがフミもキーボードのときは機械的な感じ。面白い。このステージングのコンセプトすごいです。

ハヤシはMCも上手い上、地元の細かい情報を使ってるところは徹底的。サンポートのサンポくんまで話題にするとは、本気で準備している証拠でしょう。私も他の地方で講演することがあったら準備しなくちゃと思いました。

来年メジャーデビュー10周年で武道館だそうです。意外に長くやってるのですね。