12/4 i-Dance 2009 Festival @ 香港 JCCAC

12月4日の香港最後の夜が空いていたので、一人でどこかに潜入しようと思い、あらかじめライブの検索をしておきました。なかなか検索も難しい中、行き着いたのが、何てことはない MySpaceのライブ検索。(そんなのがあったのか。。)

Brown Note Collective というグループが JCCAC というところである i-Dance Festival というイベントに出ることがわかりました。MySpace でこのグループの音を聞いてみたところ、打楽器系の多いもので面白そうだったので、行ってみることにしました。それにしてもダンスフェスティバルというのがどういうものか謎で、客が踊るのかプレイヤーが踊るのかも全くわからない。

JCCAC というのは、ネット情報によるとどうも若手育成の場のようなところでアングラ気味な雰囲気があるところのようなのです。場所は地下鉄の石●尾(●は石へんの漢字)(Shek Kep Mei)駅の近く、白田街30番地にある9階建て住宅の中だというのです。地元の人に聞いても、JCCAC は知られていなくて、その地区は住宅街で何もないところという情報しかありません。

Google Map に住所を入力して調べて行ったところ、確かに9階建ての住宅はあるのですが、51番地だし、JCCACらしいところもない。住宅の警備員に聞いたところ、あそこで聞けと言われたけどもそこは社交ダンスしてる公民館のようなところで関係なさそうでした。番地表示を頼りに調べようにも51番地以外は表示がなくてわからないし、さらに一人の住民に聞き、さらにもう一人に聞いて、ようやくわかりました。結論は、Google Map が違うところを示していた(!)と、……。で、到着したのが 20:30。20時開始のところ、30分遅刻。そのためかどうかわかりませんが、チケット120香港ドルのところ、108香港ドルにまけてくれました。

案内された会場は地下。まさにアンダーグラウンドでしたが、すぐには入れてもらえず、幕間まで待てということでした。モニター画面に中の様子が写されており、一人のダンサーが独演パフォーマンスをしていました。前衛パフォーマンス系ですね。もらった資料によるとこの人は Andre Gingras という方のようです。

やがて15分の休憩になり、入れてもらえました。入ってびっくり、外には漢民族しかいないような場所でもここには外国人が半分位いる!なんて怪しい場所。会場は多目的ホールのようになっていて、今日は階段状の椅子が出ていますが、椅子の列を畳んでフラットなフロアにすることもできる、よくある仕掛けで、椅子の数は60席程度。

第一部は音楽がなかったようですが、第二部は音楽とダンスの improvisation だということでした。山下洋輔山海塾、とか、渋さ知らズ、のようなもの??

音楽隊は、アコーディオン、ギター、管楽器(フルートと持ち替えで縦笛系の木管楽器も使っていましたがこれもフルートに近い音でした。何でしょう。)、それにパーカッションが2人くらい。この音楽隊が Brown Note Collective のメンバーなのでしょう。ダンス(というよりパフォーマー)は男女各二人でしたが、男性は白人、女性のうち一人は国籍不明系、あと一人は小柄で香港の人のようでした。

そのような組み合わせで、音とパフォーマンスの improvisation が約20分くらいあったでしょうか。それで終わりです。面白いと言えば面白くて、パフォーマーは笑いもそこそことっていましたが、特に男性パフォーマーの側にはすべての所作に神経が行き渡っている様子でもなくて、少し不満でした。音楽のインプロもまあ並の出来かなと。盛り上がりもあまりなかったです。パフォーマーがあくまで中心で、音楽側がリーダーシップがとっているわけではないですし。

音楽好き向けではなかったようですね。