2/16 渡辺香津美トリオ@高松オリーブホール

渡辺香津美 (g), 井上陽介 (b), 則竹裕之 (ds)

これは、久しぶりに見たスーパーなライブ!

昨年発売のアルバム JAZZ IMPRESSION のツアーということで、その中でやっている曲(スタンダードとオリジナル)から+αでした。Wes の "Four on Six" 好きなので嬉しかった。Coltrane の "Afro Blue", "Impressions" も素敵。オリジナルでは昔の曲から "Inner Wind" (from KYLIN LIVE), "遠州つばめ返し" (from 桜花爛漫), アンコールに "Manhattan Flu Dance" (from TO CHI KA)。特に遠州〜と Manhattan 〜は昔かなり聞き込んだものなだけに身体が覚えてますね。(とはいえ、遠州〜はテーマだけで、実態は曲を離れて三人の自由自在なソロの回しでした。)

演奏の方は、この三人が何の遠慮もなく全力でぶつかり合い、ソロ、デュオのインプロ、4バース、それぞれが緊張感に満ちた最高のもの。香津美さんは目の前3mのところで弾いてくれました。デビュー40周年だそうですが、全く衰えはありません。井上さんは知る人ぞ知る超絶ベーシスト。今日は思う存分のプレイで、ウッドベースなのに親指チョッパーなどエレキベースみたいに弾く、びよーんびよーんな音を出す、超高速弾きをする、さらには足で蹴る(こんなの初めてみました…)。則竹さんは特に香津美さんとのインプロデュオや4バースでの反応っぷりがよくわかりました。

この熱い濃密な演奏が、休憩含めて2:45くらい。堪能堪能。
CD を購入したら三人のサイン会もあり、サービスも良かったです。

今日のお客さんは100人弱くらいだったでしょうか。おじさんが多いのは当然としても、学生がほとんど居なかったのが残念。香大生、何をしてるんだ。これを見ないでどうするんだ。