5/15 東京事変 @ アルファあなぶきホール 大ホール

椎名林檎 (vo, g, shaker, tambourine), 亀田誠治 (b), 浮雲 (g), 伊澤一葉(key, g), 刄田綴色 (ds)

1階の後ろから二列目。人気だから仕方ない。双眼鏡持ってでかけました。林檎さんはデビュー当時からのファンですが、ライブは初めてです。

開始前からグッズ販売も大人気で小旗がやたら売れている。小旗は客席にまで売り子が来ている。僕は買わなかったけど。

開始前はずっとオーケストラが流れている。珍しい。ラベルのボレロが始まると客席で小旗が振られる。そういうお約束なんですね。そしてバンド登場。とてつもない黄色い声援が…まるでジャニーズのコンサートのような。

1曲目、「勝ち戦」だと思うんですが。初めて林檎さんの生演奏見て、あまりのカッコ良さに、度肝をスッポンと抜かれました。音楽がかっこいいのはわかってましたが、林檎さんの所作が、カッコ良すぎる。ギターの構え、首の角度、手の振り、すべてに「キメ」が入っている。女性らしくちょっと内股でギター弾くのですが、その内股の足の角度まで、計算されている。一曲目のエンドでいきなり、ピックを投げる。そのカッコがまた決まっている。

もう唖然呆然です。もちろん良い意味で。カッコから入っている男性ロッカーならともかく、林檎さんがこうだとは、TVとかで見てる範囲ではわからなかったので。(TVは演出もあるし曲数も少ないからみんなそれなりにカッコいいですからね。)

それで所作にはその後もずっと注目してましたが、徹底してました。最後の曲まですべて計算し尽くされていました。手に持ったマイクをマイクスタンドに戻すときにもマイクなんか見ないで手探りでするんですよ。理由は、そのタイミングでは目線が横を見ることになっているから。まあ、よくあることと言えばそうなんですが。

これはぜひ、どなたかに椎名林檎ロボットを作っていただきたい。これだけ計算された動きをしてるのなら、きっとできる。(松浦亜弥ロボット同様に!)そうすれば、このライブを永久動態保存できるかもしれない。

話を元に戻すと、1曲目が終わって、また「キャー」と黄色い声援。すごかった。でも決して客がミーハーというわけではないです。良い声援です。

衣装に注目すると、国籍不明の原住民風ベージュ系。ギターとドラムは頭に羽をつけてます。靴はブーツっぽい。林檎さん下半身はパンツ風の衣装にブーツ。髪はキンキラ金髪のややアシンメトリなショートでした。

バンドの配置は、亀田さん(師匠)がド中央の一段高いところ。普通はドラムがいるところにベース。リーダーの貫禄です。ドラムは右。

2曲目以降、MCなしでどんどん進む。もう、ずーっとカッコいい。演奏自体は文句つけようなし。PAは、最初の方音が少し割れ気味だったかな。しかし林檎さんの声も良く出ていた。

そして、レーザーを中心とする照明系が、また凝りに凝っていて、よかったですね。激しい点滅をしますので部屋を明るくしてみてください、と注意書きがTVなら絶対に入る照明演出。ホールは暗いのですが大丈夫だったのでしょうか。

本編80分ずっと演奏。そしてアンコール。アンコールでの林檎さんの衣装は背中と胸のあいたドレス!双眼鏡で、胸、見ました。健在、でした!

アンコールの最後は「極める」。そしてそのまま霧の中へ林檎さんと、次にメンバーが消えていきました。

他会場ではアンコール2回のところもあったようですが、1回でした。残念。時間はトータル100分くらいでしたが、超濃密だったので、問題なし。

この日も素晴らしいライブでした。4月末から、矢野顕子→スプラゥトゥラプス→東京事変と最上級が続いてます。