7/8 福原美穂 @ 高松オリーブホール

札幌出身デビュー3年目のソウル風ポップシンガー(23歳)の2回目のツアーで高松初ライブ。

満員にはなってなくて当日券もあった。四国ではここだけということで愛媛や徳島からもファン(若い女性)が来ており、一方で年齢の高い層もちらほらと見られた。客の男性女性はほぼ半々。バンドは g, kb, b, ds, cho の編成。

シングル曲はだいたい聞いている。歌唱力はありそう、という印象を持って楽しみに来た。英語詞の曲から入り、ノリのよいシングル曲2曲(未来、なんで泣きたくなっちゃうんだろう)で、とりあえず盛り上がる。サビのハイトーンのシャウトが良いが、せっかくのパワフルなボーカルなのに、ミキシングもあまりボーカルが前面に出ていない。このため、歌のパワーがあまり響いてこないのが残念だった。

さらに聞き進めると、裏声を多用したいようだがこれがそれほど良くない。ところが、デビュー曲 "Change" の後、ビートルズの Get Back をソウル調にやったのがすごく良かった。バンドのソロも入って演奏もたいへん素晴らしい。ボーカルは正面から堂々とシャウトしているのが大正解。その後2曲ほど、ロックソウル調の曲のシャウト、コーラスとともにグルーヴ感よくハートに響く演奏であった。

この人はやりたいことと得意なこととが少し不一致なんではないかと思った。裏声ではなくシャウトすればどの音域でも迫力がある。そういう曲を増やすと良いと思う。