11/17 木村カエラ@高松 オリーブホール

高松二日公演の2日目。このライブハウスツアーは金沢、広島、高松といった地方都市で2日ずつやってくれてるのが嬉しい。チケットは400番台。目一杯つめこんで Perfume のときより入れたんじゃないか?しかし詰め込まれた客もライブが始まれば前に押し寄せて、私は真中やや後ろ左あたりの押されないくらいのところで見た。木村カエラまで10m?客は男女だいたい半々。右前方に「女性専用ゾーン」(利用状況不明)。

何度か書いたようにオリーブホールはフラットな上にステージが低いので後ろの方は見えない。ステージ上三か所にお立ち台があり(前日は一つだったらしい)、カエラちゃんはそこに上がってのパフォーマンス。ただし、スタンドマイクのときやギターを持つときは台を降りるんで、ほとんど見えなくなる。今日の彼女は上半身黒のTシャツ。アンコールは白のTシャツ。下半身は全く見えなかったがパンツだったらしい。髪はおなじみの前ぱっつんショートボブ。

最初の5曲はロック系のシングルナンバー中心に一気にやって大盛り上がり。こんなに興奮したの久しぶりで、心臓ヤバかったです!

中盤は最新アルバムからの可愛い系の曲やおとなしい系の曲を中心に。「どこ」という曲は特に良い。Butterfly での観客コーラスが上手くてびっくり。

MCはそんなにたくさんなくて、挨拶以外だと、中盤でマリオカートの話をしたくらい。あと、予定外だと思うが、終盤突入前に最前列の兵庫から来た男性客からちびまるこ風の似顔絵を渡され、これがまた傑作で会場大盛り上がり。ここで臨時MCタイムになり、その客のリクエストでホットペッパーも熱演。(でも、このCMみたことないんで、今日初めて聞いた。面白いね。)

終盤3曲がまたロック系のシングル曲でラストスパート。Jasper は単純そうに聞こえる曲だけど、なぜははまる。その後アンコール3曲。アンコールも最後の挨拶ソング的な Magic Music を除けばロック系。こりゃ盛り上がる……ようにできている。

トータルたぶん23曲で正味2時間くらい。バックは g, b, key, ds。

彼女に関してはただのモデル出身の歌手ではなく、曲もパフォーマンスも秀でたものがあると思っている。特に最近のロック系の曲は良いし、アレンジも凝っていて聞き応えがある。歌唱力も高い。ダンスも、それほどたくさんの振り付けがあるわけではないが決まっていた。ただものではない。よく、とくに女性ファンからは「可愛い」と形容される彼女であるが、もちろんそれは80年代アイドルの可愛いとは違う。ファッショナブルで個性的であり、女性から見てああなりたい、という意味の褒めことばなのだろう(たぶん土屋アンナも同様)。私の目線で見た彼女は、やはり「かっこいい」。